昔わからなかったことに気づく。20代で読んだ小説をアラフォーで読み返す楽しみ――『悲しみよ こんにちは』

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am-our.com
2024/05/15 11:00:00

フランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』を初めて読んだ20代前半のとき、私が抱いた率直な感想は「なんかよくわかんない話だな」というものだった。だって、自分が17歳でまだ親の保護や経済的な援助が必要な年齢だったとして、いくら父子家庭とはいえ、父親が半年ごとに女を取っ替え引っ替えするような放蕩野郎だったら許せます!? 私だったら、「恋 …

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